食堂・音楽室 アルマカン かき氷と懐かしの音楽室と

広域吉祥寺圏の、カフェを色々紹介し続けています。地図を拡げて今日はこの辺のエリアから潰していこう、というように網羅的に訪問しているわけでなく、あくまで私の興味をひく特徴があったり、たまたまそのお店の前で疲れてヘトヘトになったりで入店していますから紹介の基準は有って無いようなものです。今回紹介するカフェは、どちらかというとコンセプトに惹かれて行ってみたいと考えていたところに、丁度良く店の前でヘトヘト体験があったので入りました。盛夏のみぎり、このお店の前でヘトヘト体験に襲われてしまったら最早抗う術などありません。

音楽室を模したカフェ アルマカン

そのお店は、吉祥寺の末広通りを少々行き過ぎてしまった辺りの、左手の脇道にあります。末広通りというと、吉祥寺駅に近い始点側にはラーメン屋やうどん屋など食欲を満たしたいランチタイムに訪れたい店が多く、ずうっと先に進んでいくとリュモンコーヒースタンドLuiなど歩いてきた距離に見合うスペシャルティなお店があります。
では終点側の、井の頭通りと合流する側まで歩いてみるとどうなるだろう?と興味のまま歩いていきますと、段々とお店の数がまばらになりそのエリアがまだホットなスポットにはなっていないのだと気付きます。そこで渋々踵を返すと、リュモンコーヒースタンドよりも少し進んだところにこのカフェがあって、もうヘトヘトなのでこのお店に入ってみるかとなるわけですね。

食堂・音楽室 アルマカン

お店の外観が、また涼しそうです。前面ガラス戸に、レースのカーテンがかけられていて。お店が開いているときは道路から店内を覗くことが出来ますが、木製のデスクが置かれていて、少々アジアンチックな光景です。

右側がアルマカン。

右側がアルマカン。

アジアンチックというか、よく見ると懐かしい机は小学校・中学校に置いてありそうなモノでしょうか。そして楽器類も沢山配置されています。このお店アルマカンのコンセプトが音楽室ということで、机や床などは昭和の時代に小中学生だった層のノスタルジーを喚起させることがテーマになっているのでしょう。冷房の効いた音楽室のみ知っている現代の小中学生には、新鮮な体験かもしれませんが。
ちなみにこの”音楽室”の楽器類、ただの展示品ではなさそうです。というのもこのお店のオーナーの方がどうやらミュージシャンのようで、中村大史さんというアイリッシュ楽器などアコースティク楽器の演奏家さんらしいのです。名前に漠然と聞き覚えがあると思ったら、西荻窪の雨と休日でCDが紹介されていることも多い、Hirofumi Nakamuraさんでした。そして、店名のアルマカンについてもきっとarumakaNということなのでしょう。同名のお店が全国に沢山あるのにも納得です。

夏期、かき氷があります。

通常カフェに入ると甘味よりもコーヒーを飲んで一心地つく感じですが、このお店の夏季限定メニューとしてプッシュされているのが自家製シロップをかけたかき氷で、渡されたミニ黒板がかき氷のメニューとなっている特別扱いです。

シロップは3〜4種類くらい

シロップは3〜4種類くらい

かき氷は大体600円くらいで、テイクアウトにすると100円引き。実際にかき氷を出している夏期にテイクアウトを選択する人はいるのか、気になります。シロップは、贅沢そうな黒糖珈琲練乳を選択しました。店内で食べると付いてくる飲み物が麦茶であるというのも面白いところですね。

黒糖珈琲練乳かき氷

黒糖珈琲練乳かき氷

出てきました、黒糖珈琲練乳かき氷。そして麦茶。黒糖珈琲練乳シロップは珈琲部分の存在感が強くて、確かにこれにさらにコーヒーを合わせると食べているのか飲んでいるのかでジレンマを抱えてしまうかもしれません。蕎麦と蕎麦焼酎のようにはなかなかいきません。
どちらかというと甘党でない私でも、のっぺりとした甘さでない黒糖珈琲練乳シロップはすいすいと口に運べました。

かき氷以外に、気になるところ

かき氷は夏の限定メニューですが、それ以外の特徴的なメニューとしてはスパイスを利かせたランチプレートやカレーなどがあります。実はこのアルマカンがある横道を北方面に五日市街道まで抜けると、傍らにSajilo Cafeがあるのですが、やはり吉祥寺のお店でもこの辺りまでくると西荻っぽいエッセンスが入ってくるのかもしれません。文庫本持っておひとりさまでというのも、良さそうではないですか。
その他音楽室の音楽の部分で特記するべきなのは、店内にCDを視聴する装置があり、販売も行っていること。店内BGMの音量自体は控えめで、最初に訪れたときは音楽室をうたうカフェのBGMが小さめで腑に落ちなかったものですが、希望者が個別に視聴することを想定しているのですね。ちなみに店内はそのまま、YouTube配信なども行っているライブの会場にもなるようですよ(Arumakan Music Channel)。

(2017.12追記)
どうやら12月19日をもって閉店してしまうようですね。

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