ベルギービールバー Lui

吉祥寺駅から離れて、先に進んでいくほど閑散としてくる末広通りですが、閑散としてきた辺りにもなかなか良店が揃っております。そう、末広通りの先の方は決してひなびているわけでなく、来る人を選別しているのです。

オフィスビル地階のベルギービールバー

末広通りのちょっとした有名店、スペシャルティコーヒーのリュモンコーヒースタンド。その正面にある、印象的な丸形の穴が開いたオフィスビルがユニアスオフィス・ワンです。ユニアスという名前は吉祥寺中でよく見かけますが、山基建設という会社の施工による物件で、吉祥寺の少しひなびた(「ひなびた」って言っちゃった!)通り沿いにあり下層階部分を飲食店等に貸し出しているケースが多いです。
このビルの場合は、1階にSullivan’s Irish Pubという真緑の外観のアイリッシュパブがあり、また地下1階にあるアフリカ料理のお店、アフリカ大陸のカラフルな看板が目立っていたりと、とにかく多国籍に賑やかな飲食店が入居している印象があります。

ベルギービールバー Lui

アイルランドとアフリカに挟まれた境遇ですが、営業開始時間の18:00(休祝日は17:00〜)になるとベルギービール店の控えめな看板も外に出されます。階段で地下1階に降りると正面の扉となるのが、ベルギービールバーのLui(ルゥイ)。以前は武蔵野市緑町の時代の流れに抗っていそうな商店街で営業していたと思うのですが、2015年4月に現在の場所に移って新装オープンしました。

こちらのビルの地階です

こちらのビルの地階です

ビールバーながらツマミ料理が秀逸!

ベルギービールバーの名前の如く、ビールのラインナップはほぼベルギーに偏っています。生ビールは大体2tapが繋がれており、その他は瓶のベルギービールを、マスター自ら専用グラスに注いでもらえます。
ベルギービールバーというとツマミ類は簡素なファストフードをイメージしますが、そういった油断をして料理を注文すると、腰を抜かすくらい手の込んだものが出てきてビックリします(笑)。実は店内の切り盛りをされている若いマスターのお父上が有名ホテルの料理長であったらしく、現在は引退して郷里の新潟に戻られているそうなのですが、ツマミ類をつくって定期的に真空パックで送ってきて下さるそうなのです。店のFacebook等で”ツマミ親父”と呼ばれているお父上ですが、月に1〜2度程度開催される予約制の食事会では、自ら来店されて腕を振るって下さることもあるそうです。

マリネと専用グラスに注がれたルートボック。奥のグラスはヴェデットの生

マリネと専用グラスに注がれたルートボック。奥のグラスはヴェデットの生

薫製肉(とてもオイシイ!)を含んだツマミ盛り合わせ。肉にはシメイレッドが合うと教えて下さいました

薫製肉(とてもオイシイ!)を含んだツマミ盛り合わせ。肉にはシメイレッドが合うと教えて下さいました

通常時はマスターの1人オペレーションであることもあり、料理の注文から結構な時間を要することもありますが、そのゆったりとした時間の流れもまたベルギービールを愉しむ流儀であるように思えてくるので不思議です。クラフトビール専門店とはまた違ったビール文化を、吉祥寺の鄙で体験できるというのは、素敵なことじゃないですか。

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