西荻窪の有名洋食店「キャロット」閉店は突然に…と思ったら再開?

キャロット再開貼り紙 グルメ
キャロット再開貼り紙

西荻の名店、最早店の前を通りかかっても、良いにおいを漂わせてくることはありません。

キッチン キャロット(閉店)

2014年2月1日(土)に、テレビ東京の街情報番組『アド街ック天国』で西荻窪が特集されるそうです。西荻窪が特集されるのは3回目、前回は2004年7月であったということですから、10年ぶりの登場で街のランキングにどのような変化が起こるか、非常に楽しみです。
さて、2004年のアド街ック天国ランキングで14位という順位を取った街の名物洋食店「キッチン キャロット」。アド街ック天国のみならず、西荻窪がメディアに紹介される度に、たんめんの「はつね」、カツ丼の「坂本屋」等と一緒に、必ず紹介される面子に入っていました。そのキャロットが、今月頭に突然閉店を知らせる貼り紙を店の前に出し、営業を辞めてしまったようです。

キャロットが営業していたのは、西荻窪駅から北西に2、3分程歩いた所にあるマンションの1階。周辺が住宅街に半分突っ込みかけているとも言える立地で営業をしていました。店の前に出された赤い看板と、食品サンプルの入ったショウケースが目印でしたが、立地といいこぢんまりとした入り口(店の横に乱雑に積まれシートを掛けられていた空き瓶類が、余計に入り口を分かりにくくしていました)といい、この店の評判を知っている人、もしくはこういう雰囲気が好きな人のどちらかでないと積極的に入りたいとは思わないのではないかと思える店構えでした。
それでも、昼時になるといつもどこから集まってきたのか沢山の客が店の前に行列を作ります。坂本屋、はつねの行列と異なり、地元感がたっぷりな行列でした。メニューの種類も沢山あったのですが、有名な「ステもりチキン」1580円を始めとして、大層なボリュームで、なおかつこれぞ洋食店という、手の抜かれていない料理を楽しむ事が出来ました。

キャロットの閉店は、年明けに店前の貼り紙によって告知されました。昨年11月末にて閉店したという内容の貼り紙には、12月も営業していなかったか?と謎も残るのですが、もう少し経てば詳しい閉店の経緯や今後の事についても判明するかもしれません。移転して再開をされるのであれば、また西荻の地を選んでほしいものですね。

(2014.2追記)
閉店のニュースもまだ新しい中、4月上旬に再開予定という情報が新たに入ってきました。独特な文字で店舗ドアに貼り紙という形での告知ですが、どうもイタズラのようには見えません。

キャロット再開貼り紙

キャロット再開貼り紙

キッチンキャロットの物件は、一度西荻窪の不動産会社によって売りに出されていたのですが、現在ではその情報は取り下げられ、物件掲載終了になっています。また同じ場所での再開に期待しておきましょう。

(2014.2さらに追記)
吉祥寺「肉山」のオーナーさんのご知り合いがノウハウ等引き継ぐ形で再開すると、twitterにつぶやきがありました。
「肉山」オーナーさんのツイート
前オーナーさんは引退とのことです。

(2014.4追記)
アルバイト募集サイトなどの記述を見ると、今度は4月下旬オープン予定になっています。古民家和食ダイニングの「円らく」と同じ経営母体になったようですね。現在店横のメニューケースを改装中ですが、内装も含めて今時風に生まれ変わったりするのかな。

(2014.4さらに追記)
5月2日の17:00から営業再開と出ていましたね。それまでお腹をすかせて待ちましょう。

コメント

  1. […] 来る2月1日(土)に、テレビ東京の街紹介番組『アド街ック天国』で西荻窪が10年ぶりに紹介されるということは、キッチンキャロットの閉店を惜しむ記事で触れました。10年の歳月を経て、街のランキングで紹介される店の顔ぶれにも、多少の入れ替わりがあるものと思われます(まあ、”多少”という表現になるのは、どうせ常連店が上位ではないかというひねくれた勘繰りです)。 […]

  2. […] 先日10年ぶりに組まれました、アド街ック天国での西荻窪特集。10年前、2004年のランキングでは2位につけていた善福寺公園ですが、今回は一転ランキング外になっていました。10年の月日は街を大きく変化させるといいますが、幸いキッチンキャロットの場合と異なり、この10年の間に善福寺公園自体がなくなってしまったわけではありません。ただ、西荻窪という街が、郊外型の公園とセットで理解される個性の少ない街ではないと、広く知られるようになったのかもしれませんね。 […]

  3. […] 西荻窪は小さな街であるにも関わらず、毎月のように開店、閉店や、閉店後の跡地での新規開店などのニュースが聞こえてきます。そして、そうしたニュースの一つ一つに反応していると、段々と慣れてしまって、そのうち名前の知られた店の閉店でも何も感じなくなってしまうのが怖いところです。 西荻窪の店の場合、キッチンキャロットのように閉店してからまた復活という可能性もそこそこありそうに思えてしまうのが、ニュースを聞いても静観してしまう理由なのかもしれません。吉祥寺と比べると再出店の敷居が低いということで、西荻窪の街を気に入っているのならばまた帰ってきてくれるという安心感があるのでしょう。 また帰ってきてくれるのかは分かりませんが、長らく西荻窪で愛された2店の閉店情報についてお伝えしたいと思います。 […]

  4. 名無し より:

    新生キャロットに行ってきました。びっくりするぐらい美味しくなかったです。ハンバーグを食べたのですが、火が通り過ぎてガチガチ。肉汁も出ないし、まるで塩っぱい毛玉を食べているみたいでした。こんなに不味いハンバーグを食べたのはいつ以来か思い出せません。かつてのキャロットとは似てもにつかない味と満足さでした。もう二度と行かないと思います。地元の大好きなお店だっただけに悲しくなりました。

    • admin より:

      私の周辺でもリニューアル後のキャロットには、どちらかというとマイナス評価が多いですね。単純に思い出補正というわけでもなさそうです。
      量だけで勝負していくには難しい立地だとも思いますので、かつての味が再現できないのなら、一から評判になる味を目指して頑張っていくしかないのではと思ってみたり。

    • 匿名 より:

      とてもまずかったです

  5. 匿名 より:

    こんなに、まずいのならやめてほしい

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