“いのけん” 井の頭公園検定最後の開催回 申し込み締め切り迫る

いのけん最終開催回を告げるポスター 井の頭公園
いのけん最終開催回を告げるポスター

2012年に、本年2017年の井の頭公園開園100周年を記念する事業として5年計画で開催されることになった、井の頭公園検定通称”いのけん”。2012年頃というと、2000年代前半に始まった各地のご当地検定のブームの最後の煌めきがあった時期で、京都検定に代表されるような観光地への集客・認知向上やイベント参加料の収入を事業の骨子とするご当地検定から、数回開催できれば御の字の、検定テキスト販売を事業の骨子とするニッチ検定へとご当地検定の性質が変わっていました。その辺りの事情に興味が出て、いのけん第一回開催決定の際に調べたのも良い思い出です。

いのけん 井の頭公園検定

その後、いのけん5回の開催の間にお隣の街西荻窪で西荻検定というご当地検定が2回行われるという出来事もありました。2017年の現在ではWEB上で容易に検定試験のような仕組みが作れることや、題材の食らいつくしなどの理由により、ご当地検定が盛んに行われている状況ではありません。それでも、前掲の記事で紹介した多摩・武蔵野検定通称タマケンがまだ頑張り続けていたりするのをみると、残る検定は残り続けているのだなと感じます。もっとも、タマケンの場合後援が多摩地域の自治体や大学であり、合格者は多摩地域の博物館や温泉施設が割引され、大学図書館も自由に使えるようになると特典の力が大きかったのかもしれませんが。

公式テキストはとうとう電子版のみになってしまったのかな?

模擬問題集は紙の書籍が出ています。

いのけん第6回は最終開催回

そして本題のいのけんについてです。当初より100周年記念事業として回数限定開催であることが決められていたいのけんですが、2017年9月10日(日)に3・2級の最終開催回、そして2018年1月28日(日)に1級の最終開催回が行われることが決定しました。3・2級と1級の時期がずれているのは、1級の受験資格に2級合格者という条件があるため。つまり今からいのけんの存在に気付いて、最終回だから記念に受験してみるか、と思い立った人でも1級に合格できる道筋が用意されているのです。

いのけん最終開催回を告げるポスター

いのけん最終開催回を告げるポスター

1級合格者の特典は特別ツアーへの参加など。たとえばこれも100周年記念事業として行われ注目を集めた井の頭公園のかいぼりですが、池の底を天日干ししている際に底に降りることが出来るツアーが、1級合格者限定でありましたね。1級試験では、得点上位者に井の頭自然文化園の年間パスポートが授与されるなどのメリットもあります。

いのけん第6回の開催概要。3・2級試験の締め切り迫る!

この最終開催回、第6回ですが、申し込み締め切りが3・2級の場合7月21日(金)まで、1級は10月2日(月)〜11月17日(金)の間となっています。受験料は3・2級が一般2000円の18歳以下1800円、1級が一般3000円の18歳以下2000円となっています。試験の詳しい出題範囲などは公式ホームページの開催概要をチェックして下さい。なにしろ最終開催回ということで、公式テキスト(公式問題解説集【改訂版】。下のリンクのテキストです)外の出題範囲がこれまでの試験よりずっと広くなっています。

【改訂版】以前のテキストは白表紙なので注意

最近のニュースも出題範囲になるということで、やはり吉祥寺駅の北口ロータリーに銅像が出来たあの象の周辺のこともチェックしておいた方が良いかもしれませんね。吉祥寺駅南北通路にこの象に因んだ
名前がつけられたり、サッカーJFLリーグの東京武蔵野シティFCにアジアゾウをモチーフとしたマスコットができて、ゆかりの名前が付けられていたりしますよ。

(2017.7追記)
3・2級試験の締め切りが、地味に7月30日(日)まで延長されています。

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