2022年の桜開花レポ、今年はほぼ毎年恒例となった武蔵関駅周辺の桜をたずねる旅から始めましょう。
珍しく満開の瞬間の桜に出会えました
武蔵野三大湧水池(とその周辺の)桜レポ、初回が2012年でしたから今年のレポートでなんと11年目です。別に桜が咲いている光景というのは年毎に記録を残したとしてもそう変わるものではありませんし、たとえば適当な年の写真をピックアップしてこれが何年のものでしょう?と問いかけても撮影者である私を含めて正解を答えられる人もいない。それでも毎年咲いた桜をたずねに行って、ほんの小さな差異をもとに気付きを得ることで自己満足に至るのです。格好つけて言わなくても、まあただの老化の防止ですね。
今年の桜レポはといえば、例年”桜が満開になっているらしい”という風の便りを聞いてから支度して撮影に行くのですが、それよりも早い”ここだろう”というタイミングに現地入りしたおかげで、樹の下を見ても花びらが全く散っていない、満開になった瞬間の桜がうまく撮れました。
武蔵関駅前商店街を抜けて西武新宿線の線路に近寄っていきます。まあいつもの場所の桜です。このスポットを最初に発見したのは2017年の桜レポの時でしたね。
満開になったばかりの桜は風が吹いても花びらを散らすことなく、こんもりとした花のかたまりを左右に揺らします。この武蔵関のスポットは線路との間に石神井側の開渠を挟むのですが、例年のタイミングだと散った花びらが流れる川もこのとおり。
少し進んだところから圧巻の桜並木が始まります。写真左手に見える建物は何故かホッピーが飲めるcafe STATION。
鉄道と桜という構図の写真を撮るにも格好のスポットですね。
都内桜の名所に数えられてしかるべき
毎年ここを訪れて感じるのは、樹のサイズも大きいし開渠に向かって枝垂れているのも力強いしで、こんなに見事な桜を見られるこの場所は都内の名所〇〇選に選ばれてもおかしくないであろうということ。
この場所の素晴らしさが全国レベルで知られていないのは不思議ですが、近隣レベルでいえば十分に認知されているであろうとも思います。そのくらいの存在感であった方がのんびりと愉しめるのかもしれません。来年も、再来年もここの桜を語りたいですね。
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