関町セラー 青梅街道沿いの角打ち最強酒店

関町セラーの外観 イベント
老舗酒屋さんには見えない!

吉祥寺駅から徒歩30分(最寄り上石神井駅からは10分)ですが、おいしいビールのためなら苦にせず歩いて行ってしまいますね。

関町セラー 石塚商店

まえおき

更新頻度の少ない当サイトですが、毎年武蔵野三大湧水池の桜開花レポだけは思い出したように記事を上げるこだわりがありまして。ぶらり散歩をして写真を撮って上げるだけなので手間要らず。サイトの生存報告にもなって一石二鳥です。
ところがあまりに更新をせずに放置し続けた結果、これから上げようとする2022年桜開花レポ記事の一つ前の記事が2021年桜開花レポになってしまうという困った事態に。記事を遡って読んでいく訪問者が、2022年のレポを読んでいたと思ったら急に2021年の話題へと無意識に1年間ワープしてしまい、しかも記事の写真は同じ満開の桜だったりするものですから区別がつくはずもありません。
そこでこうした事態を打開するために、泥縄のように急いで記事をしたため2年のレポの間に挟む所存です。執筆時間を節約するために、ずっと前から紹介したい、紹介したい、このお店の素晴らしい点ならポンポン思い付く!と思っていたお店が今回のテーマに選ばれました。それが青梅街道沿いにあるオシャレな老舗酒店、関町セラー(店舗HP)です。

大正5年創業の老舗酒店が2017年リニューアル

この関町セラー、元々は石塚商店という名前で当地に大正5年から店を構えていたそうです。大正5年といえば西暦では1916年。今から106年も前というと、創業当時を知る方がいらっしゃるかどうかといったところ。
そのような歴史あるお店であるのにも関わらず、私がこのお店の存在を認識したのは本当につい数年前のことです。青梅街道をぶらぶら歩いていると英字でSEKIMACHI CELLARと書かれた建物が目に入り、その字面からパッと思い浮かぶ業種はありませんでしたが、色合い的にさては新しくマンション専門の不動産屋か何かできたのだろうか?と興味本位で覗き込むと、お酒の銘柄の書かれた垂れ幕と店内には酒瓶ずらっと。さらに店外立て看板にはクラフトビールを生で提供する旨が書かれています!

関町セラーの外観

老舗酒屋さんには見えない!

このいかにも老舗酒店に見えない見た目は2017年に改装を行って以降のものらしく、青梅街道ユーザーの私のウン十年の記憶に無いのも当然なのでした。写真右側にある階段を昇って2階のオープンスペースもこのお店の一部でして、店内で購入したものを持ち込んで飲食ができる広いスペースになっています。おそらく改装の際のコンセプトとして角打ち対応を拡充するというものが念頭に置かれていたのでしょう。呑兵衛にとってみれば本当に助かる拡充です。

店内tap数は7tap クラフトビールが本当に充実

さて1階の店内に入ると、目につくのは会計を兼ねた長いカウンター。そしてそこにはさも当たり前であるかのようにビールのタップが生え揃っています。タップ数はホームページの記載によると専門店にも引けを取らない7tap。繋がっているビールのジャンルも国内の新興クラフトビールメーカーのものを中心に尖ったラインナップです(いつ伺ってもHazy IPAが繋がっている印象があるのですが、そこもこだわりなのですかね)。店内には一般的な酒販店らしい様々な種類のお酒の陳列棚があり、ウイスキーのラインナップの尖り具合などにも目を奪われますが、壁面冷蔵スペースに陳列されたクラフトビールの種類の多さは圧巻です。それに加えて角打ち店で重要なおつまみも揃っていますから至れり尽くせり。

2階スペースではイベントも 酒好きのツボを押さえた企画も面白い

先ほども触れましたが、1階で購入したお酒を2階に持ち込み青梅街道を眼下にお酒が呑めます。一人呑みでも楽しいのですが、週末等にはイベントが開催され、2階奥にあるキッチンスペースでは飲食店とコラボしたお酒によく合うフードが購入できたりもします。酒造メーカーの開栓イベントやフードに照準を合わせたイベント、果てはDJイベント、スポート観戦イベントなど色々行われるようです。
イベント以外にも、売り場で行われる企画の数々も酒好きのツボを押さえたものがしばしばあって素敵です。ジャパニーズクラフトウイスキーのブームがやってくる前から日本で一定のシェアを得ていた地ウイスキー(チェリーウイスキー、サンシャインウイスキーなど)を呑み比べできる企画などは老舗酒店らしい発想の好企画だと感じました。そういうウイスキーってお店であえて頼む機会もなかなかないですが、知識としてどういう味なのか知っておきたい、試してみたいと思っている人も多そうです。

このような現代的で老舗的な良店、普段吉祥寺駅周辺でお店探しをしている呑ん兵衛の方々にもぜひ知ってもらいたい、一度足を延ばしてもらいたいとウキウキで紹介させてもらいます。もちろん、吉祥寺通りを通るバスを利用すれば30分など要せずに行き帰りすることができますので、徒歩30分かかると言っているが千鳥足換算で何分になるだろうか??という計算も全く不要。武蔵野三大湧水池を徒歩でハシゴしたい、とかの酔狂な目的がないのでしたらバスを利用するか西武新宿線方面からアクセスしましょう。

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