2021桜のチラ見@武蔵関駅周辺

水平に線路側に伸びる枝もあれば その他のエリア
水平に線路側に伸びる枝もあれば

昨年は緊急事態宣言下の状況で満足に行えなかった桜の花見。今年は立ち止まって花を眺めるのでなく通りがかってチラ見して楽しもう、という趣旨のリポートです。当サイトが都内屈指の桜名所と信じて疑わない武蔵関駅周辺の桜を(2年ぶりに)見ていきましょう。

武蔵関の桜、名前だけでも憶えて帰って下さい

毎年毎年リポートしていると誰もが「あああそこの桜ね」と了解してくれるような錯覚に陥りますが、”武蔵関駅近くの桜”と紹介してもはたして実際それがどこの桜のことを言っているのか伝わらないという可能性に思い当たりましたので、改めて地図も貼っておきます。

この辺りが中間地点

地図上のマーカーは実際はcafe STATIONというお店ですが、地図の右武蔵関駅から左の武蔵関公園まで、石神井川が線路沿いに開渠となっている部分が話題の花見名所です。
線路沿いに咲く桜の並木ということで、花見の時期に西武新宿線に乗っていると車窓からチラ見できます。あの車窓から見える桜、降車してゆっくり楽しみたいな…と思われましたら、南口改札を出て商店街をとおりセブンイレブンを越えた交差点を右折します。すると小さな踏切に当たりますので、渡らずに線路沿い左に続く道を進んでいきましょう。

都会の人工物と桜の組合わせが素敵

都会の人工物と桜の組合わせが素敵

やはりここの桜の特徴も憶えて帰って下さい

この武蔵関の桜、開渠のごつごつした人工物感との取り合わせが目につきます。

水平に線路側に伸びる枝もあれば

水平に線路側に伸びる枝もあれば

石神井川開渠に枝垂れていく枝もあり

石神井川開渠に枝垂れていく枝もあり

そしてこの桜の垂れ方が器用な水路への枝垂れなのです。樹齢も高そうな立派な桜で、自身の足元よりも下に伸びていく枝であっても花の咲かせ方に手を抜かない。樹が水を吸い上げていくポンプであることを考えると、このような格好で成長して不都合はないのか本当に不思議に思います。

電車と桜の写真も撮れる

電車と桜の写真も撮れる

もちろん、電車が通るタイミングには桜と電車の共演も見られます。そういった写真を撮ろうと立派なカメラを提げている方もチラホラ。中にはラッピング電車が通るタイミングを調べ上げてそれまで待機している方々もいました。

幹のいたるところから桜の花が

幹のいたるところから桜の花が

写真撮影を抜きにしても、この場所の桜は花に近付いて観察することが容易くそういった点でも楽しい桜体験ができます。
例年であれば花見の季節にそこそこ人通りも多くなりますが、そこまで混雑はし過ぎないこの箇所の桜を、コロナを乗り越えた後の毎年の花見ルーティンに加えてみるのも如何でしょうか。

次回のチラ見記事は、いよいよ三大湧水池の最後石神井公園です。

2021桜のチラ見@かいぼり終わった石神井公園
武蔵野三大湧水池の花チラ見行。トリを飾るのは石神井公園です。ところで武蔵野台地の天然の湧水という観点から言えば石神井公園の主役は三宝寺池の方ですが、花見スポットとして毎年我々を楽しませてくれるのは人工池であるボート池の方です。そしてそのボー...

コメント

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