暦は夏至を過ぎて、すっかり暑くなってまいりました。冷房のスイッチを入れるかどうか、そろそろ悩み始める頃合いです。
それでも、真っ昼間をはずして外を出歩けば、散歩には実に最適な気候であると感じるでしょう。丁度若葉が生い茂って、公園の姿も美しい頃です。睡蓮が有名な善福寺公園の、初夏の姿を切り取ってまいりましょう。
下の池 池に蔓延る睡蓮群生
善福寺公園の睡蓮は、以前もレポートを行いましたが、来園者との間に遮るものも無く、非常に間近に見ることができるのが特長です。特に下の池の睡蓮は、岸に向かって迫ってくるという表現が適当であるような、整えられていない、野性味溢れる群生です。
睡蓮は勿論緑色の葉をつける植物ですが、夏至近辺の高い日差しを反射すると、遠目には黄金色に見まがうものです。
一方近付いてみると、疑いようも無い濃緑色、夏の植物の力強さを感じさせます。
上の池 箱庭的な睡蓮群生
一方、上の池の睡蓮は池の真ん中にまとめられた上品な群生です。間近で見るためには、ボートを借りて近付かないといけません。
しかし、遠目にしか眺められない睡蓮というものもこれはこれで。決してボートを借りるお金をケチっているわけではありませんが(笑)。
初夏の善福寺公園は睡蓮以外も
睡蓮は初夏の善福寺公園の目玉でしょう。しかしながら、初夏の善福寺公園を訪れて睡蓮以外を見ないというのは野暮天です。公園を歩き回ると、今しか見られない風景が沢山転がっています。
野性味溢れる下の池の中心には、アシが茂っています、池の周りには花をつけた紫陽花が。この写真の紫陽花は、夏の強い陽射しにあてられてぐったりしています(笑)。
下の池側には、高木により日光が遮られ、日陰を作っている林があります。日光を遮る高木の若葉を下から眺めると、実に幻想的な光景がそこにあります。
また、林の木漏れ日が当たる部分には、若い樹が育ちはじめています。
上の池に移ります。藤棚には立派な実が垂れ下がっていました。
初夏の善福寺池で写生を行ったら、緑の絵の具を大量に消費しそうですね。
コメント
[…] 睡蓮の花が咲き乱れる初夏の善福寺公園を訪ねるついで、善福寺川に2つある湧水ポイントの内の1つ、原寺分橋下の湧水まで歩いてみました。 […]