桜に公園の主役を譲る前の梅の花を駆け足で見に行ってきました。
2023東京の桜の開花予想:3月16日
昭和生まれの者ですから、桜が満開となる時期といえばすなわち新入生が学校の門をくぐる頃、というステレオタイプが頭に染み付いて離れません。それはつまり3月の終わり頃に咲いた桜が4月の頭に満開を迎えてハラハラと少し散り始めてもいる、というイメージなのですが、近頃の春秋があってないような気候のもとでは冬の寒さが去るとたちまち桜がパッと咲いてパッと散ってしまい、新入生が歩くのは花びらが吹き溜まってぐちゃぐちゃになった校庭、という光景も珍しくなくなったわけで隔世の感があります。
今年発表された桜の開花予想では、東京の桜の開花日が3月16日となるとのこと。例年東京の開花日と武蔵野三大湧水池のある標高50mくらいの開花日では2日ほどの差異があるので、此処では18日くらいに咲き始めるとみて良いでしょうか。それからまるまる2週間桜が保ってくれるとは思えませんので、今年も新入生達はあまたの楽曲に歌われる入学式と桜の組み合わせを「昭和生まれの人は見当違いなことをおっしゃるなあ」と呆れ果てるのかもしれません。
井の頭公園の梅階段をレポート
例年であれば梅が咲く頃の公園はまだ寒々しく散策も億劫になりがちなのですが、気候変動の恩恵というべきか陽気に恵まれましたので、久しぶりに公園の梅レポートを敢行することにしました。
井の頭公園の梅名所といえば梅階段。吉祥寺通り側から入園する階段の両脇に梅の樹がならびます。
白梅は遠くから見ると桜に似ているのですが、花の付き方を見ると規則的で、映画『霊幻道士』にも登場した中国の道士が使う銭剣を連想します。
赤、白、ピンクと色とりどりの梅が迫ります。満開の桜とはまた違った良さがありますね。
梅の花は樹にポツポツと咲いて寒い冬から春への脱皮を告げるイメージがありましたが、満開の状態では桜にも引けを取らない華やかで活力に溢れた印象を与えてくれますね。
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