※写真はコロナウイルス騒動による外出自粛要請以前に撮影されたものです。
花見時期と重なったコロナウイルス流行
不要不急の更新などを自粛し久しく音沙汰もなくなっている当サイトですが(笑)、2012年の開設以来毎年武蔵野三大湧水池(井の頭公園・石神井公園・善福寺公園)の花見時期の様子をレポートしており、定点観測サイトとして花見シーズンの話題の賑わいに僅かながら参加出来ているものと自負しております。
さて2020年も例年どおり賑わいに参加いたしましょう、と心構えていたのですが、桜がまさに見頃を迎えるだろうという3月末、世界的なコロナウイルス流行という時勢を鑑みて都内での不要不急の外出を自粛せよとの要請が小池東京都知事からあり、それに従って”花見の賑わいなんてもってのほか”という風潮と、先にも言及しましたとおりの花見の名所における物理的な封鎖が発生してしまいました。
本来ならば目出たい花見シーズン、桜の花はただただ例年通りの美しさを見せてくれていたはずですが、それを楽しむべき人々は右を見ても左を見ても憂鬱な表情ばかりとなってしまいました。進行中の非常事態にあって、早くいつも通りの生活を送れるような状況に戻ってくれることをただただ望みます。
封鎖前、開花後の桜を撮影していました
というわけで、2020年武蔵野三大湧水池の満開の桜レポートはありません。唯一手許のカメラにおさめられているのが、封鎖の以前に撮影した井の頭公園の桜です。こちらを記事に投稿しつつ眺めることで、2020年武蔵野三大湧水池花見の代わりといたしましょう。
井の頭公園の花見シーズンと言えば水面をスワンボートが埋め尽くす光景が印象的ですが、今シーズンはスワンも自粛要請に従って船着き場を離れません(三密にあたるのでは?冗談です)。
いつも混み合っている桜の時期の井の頭公園、人気の全く無いレアな姿です。
南岸側に渡ります。本当にいつもの桜の時期であれば全く見られないような光景が。
来年は同じ桜を、「こんなに人が多くちゃゆっくり見られないよ」と嘆きながら見たいものです。一刻も早く状況が改善してほしい。
ピックアップして写真に撮っているのはわりあい満開に近い桜の樹です。他の樹々はまだつぼみが大半で、これから満開を愉しみにしよう、と思っていた矢先の公園封鎖でした。
夜桜。自粛要請前ですが宴会組はまばら
こちらは夜の公園です。明らかに会社の宴会であるとわかるような大きなブルーシートは見られず。勿論まだ花が寂しい状態だったこともありますが。
時系列的には、この撮影の後に自粛要請が出て、その後週末には雪が降って雪見桜なども見られたらしいのですが、勿体ないと思いつつも愉しめず(仕方ありませんね)。
自粛要請を受けての井の頭公園の大規模封鎖は4月半ばに一旦解除されましたが、GWにも同様大規模な封鎖を行うようです。公園の樹々も、こんなに静かな初夏を迎えるのはいつぶりだろうと話し合っているかもしれませんね。
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