前回の桜レポート記事では、井の頭公園を出発して玉川上水を三鷹駅まで”風の散歩道”と呼ばれる小径に沿って追っていきました。そしてその結論は、風の散歩道沿いの桜は公園の桜が満開になる前に見るものだ、と。
それならば、中央線の線路を跨いで三鷹駅北口方面に延びている玉川上水の桜も、同様に早い見頃を終えてしまっていると思ってよいのでしょうか。疑問が湧いたので、検証のためすぐに行動です。
三鷹駅北口から玉川上水沿いの道、そして”桜通り”
三鷹駅の北口側。ドラマ版『孤独のグルメ Season2』に登場していた立ち食い蕎麦や、さとうが閉店してしまっているのを寂しく眺めつつ。
この桜並木は、風の散歩道以上に散り始めてしまっている印象。やはりコンクリート舗装で交通量が多いところなど、都心部により近い開花日程なのかもしれません。
三鷹通りとの交差点。ここに通りの名前が記載された標識があって、今歩いている道が”桜通り”という名称であることが分かります。
ちなみに当地をほんの数週間前に撮影した写真がこれです。
この数週間で(春分の日などもはさみ。まあ春分の日は寒かったですけれども)一気に季節が冬から春になり、オーバーランして夏になりかけていることが分かると思います。
桜通りのトラップ そして武蔵境方面へ
しばらく進むと、”けやき橋西”という信号で道が二股に分かれます。二つの道の内片方が引き続き桜通りとなり、もう片方はひたすら真西に進んで小金井の学芸大キャンバスまで続きます。さて、写真の分岐のうちどちらが桜通りでしょう?
正解は勿論左側です。簡単な問題でしたね…とはならず。一見左側が正真正銘の桜通りに見えるのですが、桜の咲いていない右側が実は桜通りです。1人くらいはひっかかってくれたかな。
ちなみにこの場所も3月上旬に写真を撮影してあります。実は今回桜通りをレポートの題材にしようと思ったのは、3月上旬にフラフラ散歩をした際にこの桜の名所っぽい通りの名前に気付いていたからなのですね。
トラップを無事にやり過ごして、ふたたび桜通りを進みます。
モクレン属の花は、暖かくなって風が吹いたりするとボトリボトリとダイナミックに花びらが落ちていってしまうので、見頃がすぐに終わってしまうのではないかと心配になりますね。花言葉の一つは「持続性」だそうですが。
ここが玉川上水ということは、昨年12月23日にNHKで放映されたブラタモリ吉祥寺回でも解説されていた、玉川上水を底辺とした細長い短冊状の街割りについて意識をしてしまいます。確かにこの桜通りから北側を眺めると、街割りを区切る直線の道がよく観察できます。
途中の西久保公園。ここは公園内にも桜の樹があって花見スポット感があります。こちらも3月上旬の寒々しい写真と比較してみて下さい。
ふたたび足下に目を転じてみましょう。そこにも春の訪れを告げる植物が。
新武蔵境通りとの交差点に差し掛かりました。記事が長くなったので、桜通りのレポートは一旦ここまでを区切りとしましょう。
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