吉祥寺Bal Samicoという不思議なお店

バルサミコという店名ながら商品のバルサミコ率は低く、イートインは角打ちがコンセプトでメインの料理は蕎麦とうどん。不思議です。

Bal Samico

Bal Samicoは物産店?

ヨドバシ裏、かつて歓楽街の浸食を防ぐために建てられた吉祥寺図書館のそばに、このお店はあります。このお店の入り口は2つあるのですが、吉祥寺図書館の反対側の口は、ジャンルは不明なものの飲食系の店かなと思わせる店構え。それに対して図書館に向いた口は、大きなパラソルの下に野菜などが並べられ、のれんの向こう側には酒をはじめとした物産がずらり。居抜きで2テナントが同居しているものと錯覚してしまうかもしれません。

Bal Samico店構え

Bal Samico店構え

店内に入ると、国内の物産が沢山。一見すると地方自治体アンテナショップのようです。しかし、これらの物産の産地には特に基準はなく、発酵食品や伝統食品であれば、全国どこからでもピックアップされてこのお店に並ぶようです。

それとも飲食店だろうか?

店内の中程にはイートインスペースがあります。物産店にありがちな、出来合いの食品をちょっとチンして提供するようなところではなく、蕎麦・うどんを中心としたメニューが、専門店顔負けのラインナップであります。メニューの一つ一つが不思議なもので、蕎麦をカルボナーラにしたものや、鯛ちくわ天の乗ったうどん、お好み焼きの具が乗った蕎麦などアイディア料理がメニューに並びます。
蕎麦とうどんは麺が独特です。「いなか蕎麦」と表示されている蕎麦は、麺の色味は濃いのですが、それでいてせいろでいただきたくなるような風味やコシはありません。「二八うどん」と表示のうどんも、蕎麦2、うどん8ということなのでしょうが、蕎麦もうどんもどちらもぼやけてしまっているような印象で。だからこそ、かなり乱暴なアレンジメントを加えたメニューに使うことが出来ているのかもしれません。蕎麦屋うどん屋などのカテゴリーの店ではないな、という印象です。

角打ちタパス?

ドリンクメニューには日本酒が多く、またメニューの1セクションには「角打ちタパス」として、日本酒の肴になりそうなものが並んでいます。タパスという単語を見て、そう言えばこの店の名前が横文字であったということに気付かされますが、内容はやはり和食が中心です。併設の物産店には酒の肴になりそうなものがたくさん揃っていますが、物産店部分で購入したものをイートインでサーブしてくれるという仕組みもあるようです。なるほどこれはちょっと面白いシステムです。味噌を舐めながらチビリチビリといったことも可能なのか、超えてはいけないラインの見極めといった楽しみ方が出来るかもしれません(笑)。

キャンペーン・販促に不思議な存在感が

このお店はしばしば季節や行事にかこつけた販促を行います。夏にはパラソルの下にビニールプールが拡げられ、水風船を配っていたり、正月には店頭で餅つきをして餅の無料配布をしたり。2012年にできた店とは思えないくらいの存在感を放っています。
先日ゴールデンウィーク期間中(4月26日〜5月6日)には、2周年記念として、サイコロを振って出た目により割引や無料券の配布といったイベントを行っていました。6分の1の確率で全額無料、その他の目でも会計20%引きや200円引きなど、ハズレ無しで特典を受けられるキャンペーンでしたが、それはなかなかどうして吉祥寺という街での生き残り方なのではないかと不思議な感動を得たのでした。
ちなみにお店の場所は、以前紹介した五日市街道の弁当激戦区からそう遠くない所。常連を獲得できれば、といったところですね。

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