吉祥菜館で台湾中華&中国酒を堪能

吉祥菜館

吉祥寺駅南口を出てすぐの、狭いことで有名なバス通りには、駅前ということで居酒屋や飲食店が入居した小ビルが林立しており、界隈の夜のにぎわいはいつも眩いばかりです。

南口バス通りネオン

南口バス通りのネオン

この小ビル街に、リーズナブルなお値段でそこそこの中華を食べさせるお店があると聞いて、覗いてみたくなりました。評価サイトに載せられた店内写真を見ると円卓も備えた店のようで、果たして小ビル街の店にそんなスペースがあるのだろうかという興味もあっての訪問でした。

吉祥菜館入り口

吉祥菜館入り口

ビルの三階にあるこの店は、階段こそ狭いものの、店内にはそこそこのスペースがあります。客入りもそこそこで、席の埋まりは50%くらい。円卓は使っている客がいませんでした。
料理は小皿で何品か頼みました。本場の中華料理というと、小品は塩辛く、ビールが良く進むイメージです。確かにこのお店の小品も単体で食べるには塩辛いのですが、オイスターソースなどに代表される調味料の”臭み”の部分が控えめなので、塩辛さと油っぽさがあまり融合できていないような印象を受けました。勿論、大陸の中華を比較対象に考えているので、台湾料理ではそれが普通という可能性もなきにしもあらずなのですが。
各料理の感想です。塩辛さに違和感があってがっかりしたのは、豆苗炒め、豆腐の香料漬けなどです。ちなみに香料漬けはメニュー写真では乗っていた香菜が乗っておらず、それも地味にがっかりでした。牛モツとセロリの中国醤油炒め、根菜とエビのレタス包みなど名前からして食感に期待できそうな料理も頼みましたが、その食感の部分で少し肩すかしを食らってしまう結果に。酒のつまみではなく、白飯やマントウに乗せて食べるタイプかもしれませんね。
点心は田舎風鉄鍋餃子と小龍包、チャーシュウ饅頭、四川風タレ餃子とやらを試してみました。この中では四川風タレ餃子のタレにガッカリ感が大きく、鉄鍋餃子は中華料理っぽくなかったので逆にイケました。
麺類はスーラータンラーメンを注文。酸辣湯ですね。酸も辣も控えめで、とろみ付けが尋常ではなく、麺を取り出すのにひと苦労でした(笑)

結局このお店に行ったらこのメニューを頼めというような、オススメできるメニューは発見できませんでした。店の規模と価格帯のわりにはメニュー品目が多く、ヴァリエーション的には決して飽きさせない店だと思うのですが。
一方お酒についての収穫はありました。今回飲んだのが10年ものの紹興酒1グラス600円と、天津高粱酒ぐいのみ一杯600円。10年ものの紹興酒は酸味が無くまろやかで、天津高粱酒は常圧の球磨焼酎に通じるような良い意味でのほこりっぽさ、黴臭さが楽しめます。今回は試さなかったのですが、汾酒、茅台酒や紹興酒のヴァリエーションもあり、中国酒メニューの制覇は店に通う動機になりそうです。

以上少し辛口基調で書いてしまいましたが、吉祥寺の同価格帯の中華は筆頭と呼べる所が無いので、ぜひ頑張って欲しいです。

熟成期間の長そうな紹興酒を。

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