2014年、善福寺川緑地公園の桜の記録としては、前回のリポートでひとまずの完結をみています。ただ、花見を満喫した後も善福寺川を遡上する散歩が中々面白かったので、その写真もまとめてみることにしましょう。桜の追跡余録、善福寺川の遡上編です。
善福寺川調節池工事部分
善福寺川緑地公園の西側エリアに、工事の衝立が立っている部分がありました。衝立の内側で桜が綺麗に咲いており少し勿体ないような気もしたのですが、工事の方にとってはじっくりと花をながめることが出来、僥倖であったかもしれません。
この工事は善福寺川の調節池をつくるもののようで、大雨が降った際などの善福寺川の増水を抑制するものとして、平成24年12月から行われているもののようです。調節池の利用開始は平成27年末、工事部分の公園地開放は平成28年となるようですので、しばらくは衝立から上にはみ出る桜を楽しむことしか出来なそうです。
善福寺川 花びらを追って遡上
善福寺川緑地公園を出ても、川沿いに桜が植えられているポイントが少々あります。とは言え、そう多くあるわけではないので、善福寺川緑地公園のような一面の桜を期待しても空振りに終わります。桜は素直に名所で見ましょう。
上流に桜の樹が植えてあると、水面を桜の花びらが流れてきます。上流の桜の貌を想像しながら歩くというのも趣があるものです。
善福寺川のカワウはサービス精神が旺盛なのか、何度も水中に潜ってダイナミックな泳ぎを披露してくれました。カモは水上に尻尾だけ出して、川底の藻をついばむのが可愛らしい。善福寺川沿いのハトは人が近づいても全く逃げない。思い思いにのさばる鳥類は、都会人の無関心に感謝しているかもしれません。
環八を超えて西荻方面まで
善福寺川と環八の交差点では、歩行者は歩道橋で上を渡るようになっています。
JR中央・総武線との交差点は高架下をくぐります。
川底に水草が生い茂っています。流れてくる桜の花びらが水草に引っかかって、水草がピンク色になっているのをほうぼうで見ました。
西荻北銀座にある関根橋から。この橋はアニメーション映画の『おおかみこどもの雨と雪』に登場したとか。
この監督さんの作品では、『時をかける少女』アニメーションでアテスウェイが登場していたりしますね。西荻窪に縁のある方かもしれません。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】おおかみこどもの雨と雪 [ 宮崎あおい ] |
善福寺川の全踏破は難しくない
今回はスタート地点が和田堀公園でしたが、環七通りを超えて少し東に行くと、神田川との合流地点があったようです。善福寺川の全踏破に寸前で至らず、残念でした。今回の桜の追跡中も何人かランナーの方とすれ違いましたが、確かに善福寺川沿いのコースは景色の変化もあり、走っていても楽しいかもしれません。ただ、お花見期間中だけはランナーも休業しないといけないかもしれませんね。暗渠を走って代わりとすることをお勧めします(笑)。
コメント