毎年桜の咲く時期になると敢行してついに11年目となった武蔵野三大湧水池のお花見リポート。本年はというと3月中旬の開花から20日くらいにはもう気の早いお花見報告が各所で上がり始めておりましたが、満開を迎える週末に向けての天気予報はずっと雨マークというなかなか決行日時を定めるのに悩ましいお天気事情でした。それならいっそ、と晴れ間の見えた週頭、少し満開には早い7〜8分咲きくらいの桜を撮影してくることにいたしました。
宴会が解禁された井の頭公園
三大湧水池のお花見で本年一番のトピックといえば、何と言ってもコロナ禍で禁止されていた宴会が解禁されたことです。井の頭公園にも2020年以来姿を消していた”宴会は22時まで”幕が掲げられ、花を眺めながら目出度い気持ちになったり騒いだりすることも大っぴらに許されるようになりました。
老若男女、桜の樹の前で立ち止まって写真をパチリです。池付近の樹は上の方の花はまだ蕾の状態ですが人の手の届くところの花は全て開き切っており、満開の桜をバックの自撮り報告には支障がありません。
日はまだ高い時間でしたが、すでに宴会会場ではお花見を楽しむ集団とブルーシートを広げて場所取りをする人が。全盛期の井の頭公園に比べると寂しいですが、こういう光景が戻ってきたというのも嬉しい限りです。コロナの波がふたたび盛り返すことがないよう願いたいものですね。
ひょうたん橋を渡って、今度は池南岸の宴会会場に向かいます。
このゴミ箱は昨年まだお花見が解禁されていない状態でも公園に設置されていて不思議に思ったものです。昨年のリポートではこの宴会会場はネットで封鎖され、その結果散った花びらが人の踏み入らざる地面に綺麗にピンク色の絨毯を形作っていたのですが、場所取りブルーシートの青絨毯とは好対照に見えますね。
公園はずれの桜名所&夜桜
池の周りを離れて周辺の桜もチェック。お花見リポートでは頻出の、公園そばのアパートの巨木は今年も立派に花を咲かせていました。
そして夜には夜桜。やはりコロナ感染の可能性を考えて宴会自粛の風潮はあるのでしょう。全盛期のような四方八方ブルーシートで大盛り上がりというような状況ではありませんでしたが、井の頭公園の夜桜を肴に盛り上がる酒宴をふたたび目にすることができて感慨深いものがあります。
七井橋通りを登って駅方面に向かう途中、通りのどこかからしょんべん臭い匂いが漂ってきて、ああ宴会シーズン、戻ってきたのだなあと変な形での実感もするのでした。
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