桜の花がまさに満開になったタイミングで決行した今回の三大湧水池桜レポ。締めは超定番スポットの井の頭公園、なのですが流石に辿り着いた時間が遅くて、若干夜桜気味の撮影です。
花見宴会はないけれどもほんのりライトアップの桜
今年もコロナの影響で花見宴会は禁止。けれどもそのおかげで公園の夜桜を静かに鑑賞する機会が出来ていると思うとむしろ僥倖とすら思えます。
この時間帯の公園利用者ははしゃぎすぎる人もなくあくまで通りすがりという体で花見です(じっさい日常的に公園内を通りすがる利用者も多いのでしょうが)。
光が鏡面のように反射するのはかいぼりで水質が改善したからですね、と毎年の桜レポで強調し続けてはや数年。
今年の桜レポでは三大湧水池の遠景ボート構図コンプリートです。だからなんだという話ですが。
冷たい雨に散らされる桜
撮影時間が遅くなったので今年の井の頭公園の桜レポは夜桜だけで我慢してください…と断りを入れるのも格好悪いので、また別の日に公園を再訪しました。この日は冷たい雨が降った日で、ジャスト満開タイミングの日とは異なり地面に花びらが落ちていく様子を見ることができました。満開時にあれほど強靭さを感じさせた桜の花も、自身に寿命があることを不意に思い出したかのように雨に打たれて落ちていきます。
散った桜の絨毯
井の頭池の南岸側。本来の宴会スペースに人が入ってしまわないようネットが張られています。そうなると池からネットまでのスペースには落ちた桜の花びらが踏み荒らされることもなく絨毯を形作ります。人類未踏スペースの桜絨毯。
人類未到のスペースに人類が腰掛けるためのベンチが置かれている構図というのが終末後の世界っぽくてエモいですね。
桜の樹にまだ花がたくさん残っていて、しかも地面に花びらも沢山落ちているというタイミングはこれまた絶好の観賞タイミングであったのかもしれません。
ひょうたん橋前の大桜
井の頭池の東端、ひょうたん橋の前に大桜がありまして、例年の花見シーズンですとこの桜をじっくり眺めようあるいは撮影しようと人が集まり、橋の上などは密な状態になってしまっています。ところがこの日はコロナの自粛風潮に加えてあいにくの雨でしたから、この桜を普段よりもじっくりと鑑賞することができました。
この桜が落とした花びら神田川方面へと流れていくのでしょう。水のあるところどこを見ても水質が綺麗になったなあと感じざるを得ません。
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