SIDEWALK STAND INOKASHIRA 公園での1日を、ここから始めてみたり

暑い日に嬉しいテイクアウトのアイスコーヒー グルメ
暑い日に嬉しいテイクアウトのアイスコーヒー

昨夏に井の頭公園駅近くにできたコーヒースタンド、公園での1日の始発点としていかがでしょう。

SIDEWALK STAND INOKASHIRA

井の頭公園の入口 “井の頭公園”駅

井の頭公園のヘビーユーザーの皆様にとって、決まって使う井の頭公園の入口というのはどこでしょうか。電車やバスで吉祥寺駅まで出てきて公園に向かう人にとっては、賑やかな七井橋通りであったり、いせや本店がある井の頭通りかもしれません。南側から入園される方にとっては、御殿山を経由した林間コースや、あるいは日本人的に律儀な方は井の頭弁天の鳥居(黒門)をくぐって正式に参拝することを好まれるのかもしれません。
ここで公園の東側に視線を転じてみますと、まるで井の頭公園の尻尾のように細くなっている部分があって、尻尾の先にその名も”井の頭公園”という駅があります。京王井の頭線の井の頭公園駅は、終点吉祥寺駅の隣駅という性質上、各停以外は停車しない駅となっておりますが、お花見の季節などには急行の臨時停車などがあり、また下車して1分くらいで公園内に入れるという利点もある事から、井の頭公園への入口として充分に機能していると言えましょう。つまり何が言いたいかというと、ここを公園散策の始点としてみるのも、たまには良いのではないかという事です。

実際この場所、入園ゲートもあってそれっぽいです。

実際この場所、入園ゲートもあってそれっぽいです。

公園の緑を眼前にコーヒーが飲める SIDEWALK STAND

ということで、井の頭公園駅側から公園に入ることを想定します。あなたは朝方まだ公園が目覚めていない時間に到着して、井の頭公園での1日がかりの用事に取りかかろうとしています。用事は毎月の休祝日に行われているアートマーケッツでも良いですし、自然文化園での動物観察や、あるいは公園でのナンパでも構いません。
さてこれから公園をどう楽しもうか、どう回ろうか。そのように1日の作戦を立てる場所として、うってつけのコーヒースタンドが、今回紹介するSIDEWALK STAND。そうここまでは全部、記事の長い長い導入部分だったのです。お読みいただいた労苦には感謝。

お店の外観。オープンな雰囲気。

お店の外観。オープンな雰囲気。

SIDEWALK STANDは中目黒に本店があるお店で、目黒川沿いの側道にあるためSIDEWALK STANDという名称がついたものと思われます。井の頭公園のお店は、公園が細く細くなってくる部分の側道にあると捉えることが出来るかもしれませんが、おそらく今回の出店場所と店の名称はそれほど関係ないでしょう。
この井の頭公園駅周辺には小さな飲食店がポツポツと存在しており、その中には喫茶店などもあります。従来よりある喫茶店は映画『俺たちの旅』に出てくるような、井の頭公園駅の屋根を樹が豪快に突き抜けていた時代の吉祥寺界隈を思い起こさせる雰囲気たっぷりの喫茶店ですが、新参者となったSIDEWALK STANDは全く別のカルチャーの申し子で、”STAND”とつく店名のごとくあくまでコーヒーを主役とし、買ってすぐに立ち去る事も推奨されていそうな無機的な店内です。深々と座って駄弁れるソファー席などはなく、1時間以上の長居などはどうにも困難でしょう。
ただ、ただのテイクアウトコーヒー店と違うのが自家製パンなどが充実しているところと、2階部分から公園の緑が見下ろせるというところ。勿論2階部分もそれほど長居の出来そうな内装ではありませんが、朝食のパンを齧りながら本日の公園での行いを考える、ちょっとした思索の時間を過ごすのに適していそうです(営業時間9:00〜21:00)。

2階には正面に公園を見下ろす席が。

2階には正面に公園を見下ろす席が。

クラフトビールも飲めてしまう

それだけではありません。当サイト的にポイントが高いのは、コーヒー以外のメニューとしてクラフトビールが3tap繋がっていること。コーヒースタンドがドラフトビールを出すというコラボはコピス吉祥寺内のUNISON TAILORに続く意外な発見だったのですが、その中でも逗子に小さな醸造所を構えるヨロッコビールの取り扱いがあるということで、ビール好きもこのお店を記憶しておいて損がないのではないでしょうか(朝の作戦タイムは、もうアルコールのせいでおじゃんですが)。

暑い日に嬉しいテイクアウトのアイスコーヒー

暑い日に嬉しいテイクアウトのアイスコーヒー

こちらは夏日の公園を歩くのに嬉しい、テイクアウトのアイスコーヒー。万全の作戦と軽い酩酊をともに従え、テイクアウトコーヒーを持って暑い日の公園を散策するというのも、当世流の悪くない公園カルチャーなのではないでしょうか。

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