最近のハモニカ横丁ミタカ(2) 越後ゆきぐに酒語り

さて、最近のハモニカ横丁ミタカ(1)の続きです。2月末に新たにハモニカ横丁ミタカに入居したテナントに、日本酒バーの『陸羽』がありました(実際のオープンは2月中では無理だったみたいですが…どこかで聞いたようなエピソードです)。その『陸羽』のお披露目も兼ねたタイミングということであったのかもしれませんが、本家ハモニカ横丁、ハモニカ横丁ミタカ、吉祥寺じぞうビルのテナントが参加するスタンプラリーイベント、「越後ゆきぐに酒語り」が、2月28日〜3月23日という期間で開催されています。

イベントの内容は、越後の15の日本酒蔵のお酒を、新潟和牛日本酒漬けジャーキーとセットで一杯500円で注文できるというもの。また、6銘柄を呑んでスタンプを集めると、先着1000名に義風堂々オリジナル酒枡と、さらに一杯の銘柄がいただけるというもの。
吉祥寺のハモニカ横丁とじぞうビルの店では一店舗あたり2銘柄、ハモニカ横丁ミタカでは5銘柄提供しているということですから、スタンプを完成させるには行きつけ以外の店にもハシゴ酒をしなければならず、また効率よく完成させるためにはハモニカ横丁ミタカに行くのがよい、というよく考えられた宣伝方法です(笑)。

イベント主催者・協力者の顔ぶれ

このイベントの主催者は、越後ゆきぐに酒語り実行委員会。今回のイベント以前にもゆきぐに酒語りというイベントを、南魚沼市で行っています。協力者として挙げられているのは、ハモニカ横丁ミタカを展開する株式会社VICに加えて、じぞうビル・CAFE ZENONなど吉祥寺飲食事業のハードをプロデュースする、株式会社じぞう屋、その親会社である株式会社コアミックス、株式会社ネクストローカルなど。
株式会社ネクストローカルという企業は、東日本大震災の被害にあった地域の食材を使った街全体バイキングイベントである、タウンバイキング in 吉祥寺の主催者として名前を見かけていました。また、昨年7月にはやはり食べ歩きフェスとして、絶品探偵の美味しい悪戯という企画のプロデュースに参加していたようです。そのイベントの主催は一般社団法人武蔵野市観光機構(むー観)で、今回のイベントでも後援に入っています。
別にこうして身元照会を行っているというわけではなく(笑)、吉祥寺の街を盛り上げる方法として食べ歩き、地方物産などのキーワードが絡んでくる場合、大体これらの企業が絡んだところから出てきているのだなと気付いたわけです。

一時期は街コン・街フェスのオーガナイザーが雨後の筍のように現れ、その後ブームは終焉を迎えたわけですが、オーガナイザーの生き残り策として、地方開催のイベントの都会進出プロデュースというものがあるのかとも思い当たりました。その場合、つい先日まで地方自治体アンテナショップ3店を抱えていたほど地方物産に感度の高い吉祥寺という街は、土壌として適任かもしれません。まあ、優秀な山師が、いれば面白いなという程度の話ですがね。

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