三ツ矢酒店
西荻窪駅南口から南に行き、西荻窪銀座の雁木街が終わる交差点を左折。もはや住宅街になろうかというエリアまでずっと進むと、前面がガラス張りの現代的な店構えが見えてきます。その店は、見た目とは裏腹に創業大正15年の老舗酒屋、三ツ矢酒店さんです。
店の中に一歩入ると、建物の開放感を生かした陳列に加え、並べられている酒のマニアックな顔ぶれに驚く筈です。店のホームページのリストを見てもわかりますが、全国各地の日本酒蔵本から直送のお酒がズラリ。濁り酒や生酒まで入荷して下さるので、贔屓銘柄の発見、開拓もはかどります。
焼酎、ビール、ワインも、ヴァリエーションは日本酒の品揃えに劣りますが他の酒屋で見かけない銘柄を揃えています。特にビールはシメイ、デュベルなどの海外ビール勢のほか、新潟麦酒を始めとした日本の地ビールが品替えも頻繁に入荷されているので、買い物のついでについついカゴに追加してしまいます。
この写真を撮影したのは、善福寺公園の桜を撮影しに行った日でしたが、帰りがけにお店によると春限定っぽいビールがあったので、夜桜鑑賞のお供に購入。信州東御市のオラホビールのブランド、ピエール・ド・雷電の春仕込みホワイトエールでした。
西荻に用事があったら、覗いていって損の無いお店です。そのうちに、このお店が西荻まで出る理由になってしまうかもしれません。