風の散歩道をむらさき橋で右折して、成蹊通りに足を踏み入れた前回の桜めぐり。その後成蹊通りを北上して五日市街道にぶつかった後は、武蔵野中央交差点まで五日市街道を西に歩きます。
この武蔵野中央交差点から北に延びる、武蔵野市役所前の通り”中央通り”の桜並木が名所として有名です。ところでその中央通りって、調布の方からやって来る三鷹通り(東京都道121号線)の事なのではないかと個人的にも認識していたのですが、どうやら違っているらしく、この通りの正式名称は武蔵野市道第17号線で、三鷹通りは武蔵野中央交差点を終端とするようです。確かに交差点が城下町の鍵型路のようになっており、違う道であると言われれば納得できないこともありません。
武蔵野市役所前まで圧巻の桜並木
中央通りの入り口となる武蔵野中央交差点から、早速桜並木が始まります。
マンションの棟の前を浮き雲のように浮かぶ桜並木の桜。
この雰囲気は”別の道”であるところの三鷹通りに似た印象を受けます。
緑町交差点。こちらも東西の道が鍵型路みたいにずれているような。
この辺りは戦前に中島飛行機武蔵製作所があった場所なので、真面目に防衛上の理由…だったりはしないか。米軍空襲直前の航空写真でも武蔵野中央交差点共々やっぱりずれています。
武蔵野市役所前〜更新橋
やがて武蔵野市役所の前に到ります。なんというかレトロモダンなデザインの役所ですね。
市役所の反対側には武蔵野総合体育館と武蔵野市立プールが。この体育館は『咲-Saki-』という漫画の背景の元ネタに使われたそうです。
さらに進むと千川上水にぶつかります(上水から上水まで歩いた!)。この千川上水が武蔵野市と練馬区の境界となっているようですね。
この地図を見ると分かるように、こちらの信号名が”更新橋”となっています。橋の横手に庚申塔が建っており、本来”庚申橋”となるところGoogle mapsの誤字ではないかと現地に行く前は思っていました。
ところが現地に赴くと、ちゃんと”更新橋”と書いてあります。何を思ってリニューアルな字面にしたのか。
中央通り桜並木は流石名所の誉れに違わず。頭から尻尾まで餡子の詰まったたい焼きのようでした。
練馬区に入って、次回はこちらも意外な桜の穴場の様子をお届けしましょう。
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