先週の週末の段階で満開だった井の頭公園の桜。すぐに散ってしまうかと思われていたのですが、雨と寒気が押し寄せる平日を乗り切り、どうやら今週末までもってくれそうです。1シーズンに二度も花見のタイミングがあるなんて、お祭り好きには嬉しいことですね。ビニールシートを再度引っ張り出して、桜の顔と名前が一致するまでとことこん眺め尽くしましょう。
もちろん、他の3大湧水池の桜もおすすめです。善福寺公園の桜には他の公園より距離の近さを感じます。石神井公園の枝垂れ柳と共演する桜は、異国情緒たっぷりです。漢詩を詠みたくなります。
けれども、花見の狂騒が好みならば、井の頭公園は一度見ておくべき公園です。何しろここは人を見に行く公園。他の来園者に興味をもつことが、なんとなく許されてしまう雰囲気があるのです。
ところで、先週末の花見で見つけた桜以外の春の兆しを紹介します。桜は相変わらず満開で変わらないかもしれませんが、この写真にあるような樹木は、もしかしたらまた違う顔を見せてくれるかもしれません。
梅は散ってしまい、だんだんと葉をつけ始めます。今年の桜の開花が駆け足に感じられたのは、梅が散るのが早かったという理由によるものかもしれません。
こちらは黄色いサンシュユの花です。梅階段のそばにあります。よく見るとこのサンシュユの花は面白い形をしているのですよ。
コブシの白い花は遠目に桜と見間違えます。桜よりも先に満開になるので、今週は桜がかたちを保ち続ける横で、ひっそりと満開の時期を終えていたのかもしれません。
こちらは今週末も間違いなく見られる光景です。いせや公園店が公園から遠い仮店舗で営業中ということで、本店の方に殺到しているようですね。ハモニカ横丁ミタカは4月下旬オープンになったそうですから、花見の客の受け入れ先としては間に合いませんでした。今年の花見(という名を借りた…)は、新店開拓の予感がありそうですね。
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