上石神井駅そばの麺屋雷神で、もりそば(つけ麺)を食べてきました。
西武新宿線上石神井駅の南口、中央通り商店街にある麺屋雷神。いかにも学生・若者向けといった佇まいなので、腹が減って仕方が無いときに利用しようと思っていました。とにかく安価で量が一杯のコストパフォーマンス路線を行こうとしているのは、店の四方に貼り出された各種サービスのヴァリエーションを見ればわかります。
お腹がすいているので、当然麺大盛りをオーダーします。もりそば680円を注文。
少し遅めの時間帯に行ったからか、周囲の客は居座って話し込む感じの、中年の方々がほとんどでした。
麺の量については、この値段で文句無しのボリュームです。太めの麺はそのまま食べたときに小麦が香るタイプで、いわゆる六厘舎系です。
つけ汁の方は、魚介系ということではオーソドックスなのですが、何より味の印象が安舌の魚介系という感じがします。削り節が強い感じですね。温度が物足りなく、また一番気になったのはとにかく甘いつけ汁だという事でした。
この甘みは、蜂蜜やガムシロップのような意図的に加えた甘みであるように感じます。それは個性でよろしいのですが、強い削り節の香りと合わさると、どうしても子供の味覚向けを連想してしまう結果となります。
酸味が残るタイプのチャーシューとも合わさり、甘さ、酸っぱさが旨味よりも主張して、食べた後の感じがいまいちでした。せめてスープ割りのスープに強いだしの香りがついていたら、もう少し評価が異なったかもしれません。
というわけで、もりそばに関してだけなら、お腹がすいたときにもちょっと…という感想だったのですが、他のメニューならば量味のバランスで満足できるのかもしれませんね。
(2023.3)
閉店済みです。いまは家系のラーメン店になっています。
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